「耳の中がずきずきしてとても痛い・・」急性中耳炎ってどんな症状なの？
- コラム
「耳の中がとても痛くて、こもったような感じもする」
そんな症状はありませんか？
もしかすると、急性中耳炎（きゅうせいちゅうじえん）かもしれません。
今回は耳の中が痛む代表的な病気である、急性中耳炎の症状を詳しく解説します。
急性中耳炎の代表的な症状
急性中耳炎は耳の鼓膜の奥にある中耳と呼ばれる部分が細菌などに感染して炎症を起こす病気です。
主に以下のような症状がみられます。
・耳の痛み
中耳に細菌が増えて炎症が生じると、うみがたまって痛みをともないます。
また、うみが鼓膜を圧迫することでズキズキと強い痛みをともないます。
・音が聞こえにくい
中耳にうみがたまり、耳を中をふさいでしまうため、声や音が聞こえにくくなります。
・耳からうみが出る
うみがたまるとこで鼓膜が破けると、耳からうみが流れ出てきます。
そうすると、耳の痛みは軽くなります。
急性中耳炎の前に見られる症状
急性中耳炎のきっかけになるのが、細菌やウイルスによる感染症です。
つまり、風邪やインフルエンザなどで見られる以下の症状は急性中耳炎と深く関係しています。
・鼻水
・鼻づまり
・咳
・のどの痛み
・発熱
これらの症状に続いて耳の痛みなどがあれば、急性中耳炎が疑われます。
子どもの急性中耳炎の症状
中耳と鼻やのどをつなぐ耳管と呼ばれる部分の構造上、大人に比べて子どもは耳管が短いため中耳炎になりやすいのです。
乳児の場合は発熱や夜中に明らかな理由がないのに、大泣きしたり、ぐずったりといった症状がみられます。
また、言葉で症状を訴えられない代わりに、自分の耳を引っ張ったり、しきりに触ったりといった行動がみられます。
幼児以上になると、耳の聞こえにくさや痛みを訴えることができます。
