鼻から嫌な匂いがして臭い…。蓄膿症で見られやすい臭い原因や治療法とは?
- コラム
「鼻の匂いが変…臭い感じがとれない。何が病気なの?」
と不安に思われる方はいませんか?
自分の鼻の中が臭いという場合は、蓄膿症などで鼻の中に細菌が増えている可能性があります。
今回は、そんな鼻の匂いの原因や考えられる病気、治療法について解説します。
鼻の匂いが変なのは蓄膿症である可能性が高い
鼻から嫌な匂いがする場合、鼻の奥にある副鼻腔のいう穴に膿がたまっていることが原因であることが少なくありません。
このような状態は、いわゆる、蓄膿症(ちくのうしょう)で、別名を慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)と呼ばれます。
匂いは生ゴミのような生臭さが特徴で、強い不快感を感じます。時には口臭の原因になっていることもあります。
蓄膿症の場合は鼻の匂い以外にも次のような症状がみられます。
・鼻がつまって苦しい
・どろっとした黄色い鼻水・ネバネバした鼻水が出る
・鼻の周りや歯、おでこが痛む
・鼻水が喉に垂れる(後鼻漏:こうびろう)
なぜ、変な匂いがするの?
変な匂いは鼻の奥にたまった膿が原因である場合だけではありません。
鼻つまりのせいで、口呼吸になってしまい、口の中で細菌が増えて匂いがする場合もあります。
また、まれに鼻の粘膜が乾燥する萎縮性鼻炎(臭鼻症:しゅうびしょう)と呼ばれる病気の可能性があります。
萎縮性鼻炎では、乾燥した鼻の粘膜がかさぶたになって鼻に残る事で、悪臭の原因となります。
鼻から変な匂いがする場合の治療法は?
匂いの原因となっている、たまった膿を出す事が必要になります。
直接的には膿の吸引をしたり、鼻腔内の洗浄をしたりします。
そして、副鼻腔にある細菌の繁殖を抑えたり、炎症を和らげたりする薬を服用します。
蓄膿症の原因が、薬で取り除けないような場合は、手術をする場合もあります。