正しい鼻のかみ方とは?片方ずつゆっくり丁寧に
- コラム
細菌やウイルスがひそむ鼻汁は、すすらずに鼻をかんで外に出すことが重要です。
しかし、誤った鼻のかみ方をしてしまうと、病気を防ぐどころか、病気を引き起こす原因になる可能性があります。
今回は正しい鼻のかみ方を確認して、鼻汁による病気を防ぎましょう。
正しい鼻のかみ方は?
正しい鼻のかみ方は、大きく以下の4つのポイントがあります。
1.片方ずつ鼻をかむために片方の鼻をしっかり抑える
2.かむ前には口から大きく息を吸う
3.息がなくなるまでゆっくり長くかむ
4.強く鼻をかみすぎない
以上のような方法で、鼻汁を少しずつ確実に出し切るようにすることがポイントです。
みなさんはしていませんか?誤った鼻のかみ方
ついついしてしまいがちな、誤った鼻のかみ方を紹介します。
当てはまるものがある場合は、正しい鼻のかみ方に修正しましょう。
・両方の鼻を一緒にかむ
・力一杯かむ
・中途半端にかむ(鼻汁を残す)
・鼻の穴にティッシュなどを入れる
以上のような方法をすると、ウイルスや細菌が鼻の奥へと入り込んでしまったり、鼻の粘膜を傷つけたりする原因になります。
なぜ正しく鼻をかむ必要があるの?
鼻汁には病気の原因となるウイルスや細菌が含まれています。
そのため、鼻を正しくかまずに鼻汁を残してしまったり、鼻をすすってしまったりすると、ウイルスや細菌が鼻の奥の方に入ってしまいます。
また副鼻腔(ふくびくう)につながっている自然口(しぜんこう)という連絡路を開通する効果があります。
鼻は耳や副鼻腔につながっているため、不適切な鼻のかみ方が原因で、中耳炎や副鼻腔炎(蓄膿症)などの病気の原因となる可能性もあるのです。