全国で猛威!インフルエンザ!
- コラム
インフルエンザって?
・「38℃以上の発熱…」
・「頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感…」
・「急激に症状が悪くなる…」
・「冬のみに流行する…」
毎年11月下旬から12月上旬頃に感染が確認され、翌年の1~3月頃に患者数がピークとなるインフルエンザ。
インフルエンザとはインフルエンザウイルスの感染によって起こる感染症で、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。
また、普通の風邪と同じようにのどの痛みや鼻汁、咳なども見られます。
インフルエンザはどのように感染し、どのように治療を行うのでしょうか。
インフルエンザの感染経路とは?
インフルエンザの感染経路には飛沫感染及び接触感染があります。
飛沫感染とは感染している人のくしゃみや咳から出るしぶきを吸い込むことによって感染するものです。
くしゃみや咳を浴びて感染する距離は2メートル程度とされています。
接触感染とは感染している人の唾液や鼻汁が手から手へ、あるいはドアノブやつり革などを介して手に付着することなどによる感染するものです。
例えば咳やくしゃみを手で受け止めた後にドアノブやつり革を触ると、そのあとにそこに触った人が手でものを食べたり手を口元にもっていくことで感染経路が確立してしまいます。
インフルエンザウイルスの潜伏期間は1~3日とされており、この期間の潜伏期間を経て症状が出てきますが、感染していても症状が出現しないということもあります。
インフルエンザの治療法は?
インフルエンザに感染しているかどうかは検査で調べることができます。
近年インフルエンザ抗原検出キットが普及したことにより、鼻やのどの粘液を綿棒でぬぐって検査をすることができ、検査結果も30分以内で出すことができます。
さらにインフルエンザがA型かB型かをも知ることができます。
インフルエンザの治療は抗インフルエンザ薬を使用します。
日本ではノイラミニダーゼ阻害薬といい、吸入薬であるザナミビル(リレンザ)、内服薬であるオセルタミビル(タミフル)といった薬剤がよく使用されます。
これらの薬を医師から投与された期間使用します。
インフルエンザ治療薬はインフルエンザ発症から48時間以内の使用が適切であるとされており、48時間以上たったインフルエンザに対しては十分な効果が期待できません。
また、インフルエンザによる発熱の場合、使用する薬によってほかの疾患を誘発する可能性があるため、基本的には使用されませんが、どうしても解熱剤を希望するという場合にはアセトアミノフェンという種類の解熱剤を使用して経過を見ます。