2008年 耳科学会 in 神戸
- 学術活動
毎年患者様にはご迷惑をおかけしながらも、日本耳科学会(平成20年10月16日〜 18日 神戸国際会議場)に参加しました。院長細田は「原則一泊二日入院のアブミ骨手術」、大谷先生は「高齢者平衡機能障害例に対する足底刺激 」という演題で発表しました。多くのドクターから質問やコメントを受けましたが、学会では新しい技術や知識の取得と共に日本の耳鼻科の発展のために、当院からも有益な情報発信を続けていきたいと思います。 今回の耳科学会で最も私が感動したのは、ドバイのMuaaz Tarabichi先生が講演された内視鏡中耳手術でした。一般に中耳炎の手術は顕微鏡下に両手操作で行いますが、Muaaz Tarabichi先生はその殆どを内視鏡で行うため、顕微鏡ではとうてい見えない視野をきわめて精細に映し出していました。但し、片手操作になるのが大きな欠点で、これを克服すれば新しいより精度の高い中耳手術が可能になると思いました。
学会医療機器展示場にて(文責 : 細田)